歌声に触れた日
窓から差し込む光が
教室の隙間を照らしだす
歌が得意という君の
初めての言葉を聞いた
優しく広がるその声に
なぜか胸が騒ぎ出した
当たり前の日常が
音を立てて崩れていく
君の声が響く この教室に
誰も知らない 歌声から
心惹かれる そのメロディ
透明な僕の心が染まっていく
放課後にそっと歌う君を
いつのまにか見つめていた
素直に響くその歌声が
胸の奥に やさしく触れている
静かじゃないこの時間に
ひとつ確かに生まれたこと
気づいたのはその瞬間
君が僕を変えていたこと
君の歌が胸を 締めつけた
まだ知らない景色がそこに
言葉よりも近く感じる
それがきっと…青春なんだ
何も変わらなかった はずの毎日が
君の歌で少しだけ 色を持った
君の声が響く この教室に
誰も知らない 歌声から
心惹かれる そのメロディ
透明な僕の心が染まっていく
君の声が響く この教室に
誰も知らない 歌声から
透明だった僕の心に
そっと 色が重なっていく